雪の関越道 2013年3月1日 吉澤有介

  この冬の寒さは格別だったので、新潟市内にある留守宅の様子が気になって、2月の終わりに関越道の高速バスで出かけてきました。池袋からの西武バスですが、ちょうどこの時期は特別割引で、何と片道2900円という嬉しい料金です。しかもシートは3列の一人掛け、木の床のぬくもりを感じる豪華なバスですから、ちょっとした旅行気分になります。それにこの数日は、2月としては願ってもない無風快晴に恵まれて、車窓からの風景を満喫することができました。そのスケッチをいくつかお届けしましょう。

 冬晴れの関東平野を北上すると、懐かしい谷川連峰が正面に迫ってきます。もう雲ひとつありません。耳二つも南面もくっきりと見えたのは滅多にないことです。

 トンネルを越えると雪国でした。しかも快晴です。上越国境の山々が、惜しげもなくその白銀の姿を見せてくれました。標高は2000m前後ですが、迫力は満点です。
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   関越トンネル真上の茂倉岳           越後駒ケ岳

 越後川口のSAの積雪も見ものです。観光案内の看板もほとんど埋まっていました。
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       越後川口SA          美人も乗っています

バスは越後平野へと快適に走ります。雪はぐんぐん減って、新潟では日陰にようやく残っていたくらい、ほとんど東京と一緒でした。その地域差は驚くばかりです。春はもうそこまで来ていました。その様子は後ほどまた別便でお届けしましょう。「了」

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