現在の位置 : ホーム  >  K-BETS活動ファイル   >  竹林関連  >  「竹炭の成分組成から見た土壌改良資材としての特徴」 ミニ講演会 2014年12月9日

バイオマスエネルギーを推進するK-BETSの活動ファイル

K-BETS活動ファイル

2014/12/28 日曜日

「竹炭の成分組成から見た土壌改良資材としての特徴」 ミニ講演会 2014年12月9日

カテゴリー: 竹林関連   by k-bets 編集長 @ 12:54:46

南雲先生のミニ講演会

日時:平成26年12月9日(火)16:30~20:00

場所:田町CIC801および談話室

講師:静岡大学農学部南雲俊之准教授

演題:「竹炭の成分組成から見た土壌改良資材としての特徴」:最近の研究から

竹炭とはどのようなものかを調べるため全国からできるだけ多数のサンプルを集めようと試みて15ケ所から集めることができた。燃焼条件等の細かいアイテムは情報不足であるが分析結果判明したことのポイントをまとめると次の内容。
(1)
成分で最も多いのが当然のことながら難分解性の炭素で8~9割を占める。一部には炭酸塩として存在するものが2~6割を占めるものがある。これは燃焼温度が低い場合に得られている。
(2)
pHは8~10のアルカリ性 電気伝導度はMax 1160 mS/m
中和機能は強くなく重量比で15%入れても5.86.3になる程度。pHは炭酸塩の含有量に左右されている。Caは含有量が少なくアルカリとは関係してない。
(3)
全窒素は0.5%と少ない。微生物が入り込むと変化するようだが竹炭そのものには無機態窒素はほとんどないのでポット栽培のような場合N欠乏、葉が黄変色現象が発生することがある。
(4)
塩基性のカリウムだけは1.5%と高いが他のリン、マグネシウム、ナトリウムは低い。
(5)
竹炭の電気導電率はカリウム含有量と相関関係がありそうである。測定器ECメーターで測定すると良い。
(6)
畑の条件に依るが窒素とリンは肥料で与える必要があるのではないか。
(7)
栽培地の条件に左右されるが微生物の働きとして窒素分が増えて良くなったケースと持っていたN分を微生物が食べてしまって欠乏症を起こしたこともある。コマツナの黄化症状が発生したことを経験したことがある。微生物の働きに関しては今後の調査ポイントと考えている。

参照文献
「竹炭の成分組成から見た土壌改良資材としての特徴」 南雲俊之ら nagumo2.pdf
「ホウレンソウ栽培における竹炭の利用」 朝木隆行 asaki.pdf
「竹炭利用によるホウレンソウの11作連続栽培」 野田 滋 nodasigeru1.pdf
「土壌への木炭混入が葉菜類の生育に及ぼす影響」 浦田光雅 urata.pdf

南雲先生のお話を聞く出席者

nagumo1.jpg

chiku02.jpg