東大農学部大謙次教授のミニ講演会 篠崎正利

  1.日時  平成26年03月11日(火)16:00~18:00(全終了20:00)

 2.場所  田町CIC8F 講演会:KVS室、懇親会:談話室

 3.講師  大政謙次氏 東大農学部教授 (日本学術会議会員)

 4.参加者 1+18=19人

(1)K-BETS: 吉川、福島(巌)、米谷、渡辺、清田、進藤、脇野、吉澤、岩田、保田、本多、高野、斉藤(米)、荒川、廣谷、篠崎

(2)ゲスト:①竹もりの里:鹿嶋理事長、②バンブーワークス主宰:西出氏

 5.ミニ講演会の内容

(1)大政謙次教授:持参された資料を用いて講演および要約

    ①大政謙次教授紹介と今回の講演の趣旨説明(篠崎)

・篠崎の高校の後輩で昨年3月に紫綬褒章を受けられた

・専門はリモートセンシングの先駆者であり、細胞から地球までの大きさを計測できる

・将来は竹の植生分布も計測してほしいのでその概要を紹介してもらいます


②グリーンハウス・オートメーション(大政謙次)

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写真1 オランダにおけるハウス栽培の先進技術
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写真2 活発な質疑応答と右端大政教授           

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写真3 出席者の面々 説明を熱心に聞き入る

     ③リモートセンシング技術の開発と応用(大政謙次)

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写真4 LIDAR技術の最初のスライド     

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写真5 反射する物質によって波長特性が異なる

左端の小ピークが緑の波長であるので、この付近を精密に解析してマッピングし、植生分布を明確にする。

可視光からLASERへ、さらにパルスLASERによりさらにミクロな計測をしかも3D表示できるようにした。

地表にあるものは軍事施設であろうがなかろうがもう隠せない。世界の農作物の豊作・不作も分かってしまう。

   6.懇親会(談話室にてミニ宴会)

①多くの人が残って飲食歓談した。

②大政教授は飲まずに最後まで質問に答えてくれた。

③成果の行政への適用については、手を出していたらとてもじゃないが時間が不足するので、各自治体にお任せするというスタンスしか取れないという。

④海洋開発にも使ってほしいと要望したら、海の色が異なっておれば計測可能であるととのこと。

⑤防災にも適用してもらいたいが、それは行政の問題であり、科学の領域では無いとの返事。

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