現在の位置 : ホーム  >  K-BETSたより   >  メンバーの紀行文集  >  「初秋の西穂高」 2014年9月15日 吉澤有介

K-BETSたより

K-BETSたより

2014/9/17 水曜日

「初秋の西穂高」 2014年9月15日 吉澤有介

カテゴリー: メンバーの紀行文集   by k-bets 編集長 @ 10:24:52

 今夏の気象は異常でした。猛暑と豪雨、それに強大な台風が相次ぎ、多くの被害も発生して、安心して山に行ける状況ではなかったように思います。9月に入っても大気の不安定が続きました。しかしもう落ち着くだろうと、秋山を狙うことにしました。

 それに、思わぬ肺がん手術からちょうど丸1年です。術後のシニアのムリない秋山なら、これはやはり西穂高でしょう。新宿発の高速バスで平湯、新穂高ロープウェイまで含めた2日間のまるごとフリー12,240円を見つけました。しかも嬉しい平湯の入浴券つきです。

 幸いK-BETSの岩田さんにもご同行頂けるとあって、天気図と相談して思い切って出かけました。それが何と大当たり、山ガールとシニアでにぎやかな西穂山荘の夜は、満天の星空に天の川がくっきりです。朝はこの上ない快晴となりました。乗鞍も笠ガ岳もお久しぶり。穂高まで一点の雲もありません。二人で懐かしい西穂独標2701mを目指しました。

dscn5298.JPG dscn5351.JPG


 この稜線は、私の山岳部での初めての穂高合宿の古戦場でした。今から64年前の夏山です。40kgのキスリングを背負って、はるばる徳本峠を越えて岳沢に入り、翌年3月の極地法の下見を兼ねて入念に歩いたのです。ジャンダルムの飛騨尾根もやりました。3月には奥穂目前の天狗のコルに前進キャンプを設けたのも、北アルプス雪山の強烈な思い出です。

 もっと元気なら西穂高までと言いたいところですが、85歳の今では、独標までがいいところでしょう。それでも澄み切った秋山の大展望は素晴らしいものでした。

 dscn5348.JPG dscn5350.JPG


以下同行者 
岩田頼次郎撮影の写真

iw01.jpg


西穂稜線から笠ヶ岳「
2897m」、抜戸岳「2812m」

iw02.jpg 

独標下から「丸山」「西穂小屋」「焼岳」「乗鞍」

iw03.jpg

北八ツと蓼科山 その後ろが富士山