初の木質チップガソリン発売

New York Times GI Nov 8, 2012

Turning Wood Chips into Gasoline
http://green.blogs.nytimes.com/2012/11/08/turning-wood-chips-into-gasoline/
木質チップを原料に使用する業界初のKiORのエタノール量産工場が稼働した。工程は粉砕したチップに粉末触媒を低圧混合するのが特徴で、高い操業率と歩留まりの維持に重点を置く。ここで作ったバイオ原油は通常の製油施設で加工され、顧客は確保されている。年間1,300万ガロンの生産が目標である。

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製造プロセスは会社のホームページを参照( http://www.kior.com/content/?s=11&t=technology)
想像していたどのプロセスとも全く違っていました。FCCプロセスは重質油(カーボンリッチ)から、高温下で触媒により、脱炭素分解反応を行い軽質油を製造するプロセスで、製油所では大変ポピュラーで、歴史も古い完成された技術です。この装置に重質油の替わりに木質チップを投入して軽質なオイルが得られるなら、画期的な事だと思います。確かにFCCの特徴のひとつは流動反応塔の上部で炭素の付着した個体触媒を分離し、Regeneratorで炭素を燃焼して、触媒の再生と高温発生を行っています。木質チップの場合でも析出する炭素を同様なかたちで処理できそうですし、灰分やその他のガス化(液化)出来ない固形物もここで分離できれば好都合です。
反応の原理や使用する触媒等は良く解りませんし、問題点も多々ありそうですが、ある程度上手く行く事が実証されれば、将来が大いに期待されます。スケールアップはそう難しく無さそうなので、処理速度や生産量を飛躍的に大きくできる(原料調達が問題!)し、なにより、石油系燃料油が直接できるのが凄いと思います。(吉川)

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