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K-BETSたより

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2015/5/16 土曜日

蔵前バイオ通信 第34号 2015年5月15日

カテゴリー: メルマガ:蔵前バイオ通信   by k-bets 編集長 @ 22:14:08

*******************目次 ***********************
1.講演会「森のエネルギーで地方に活力を」の開催
2.竹林プロジェクト
3.プロジェクト(P)の新設と廃止
4.「超高温水蒸気ガス化炉」開発終了
5.熱エネルギー研究会の話題
6.総会のご案内と新入会員加藤亨さんの紹介など
7.ホームページの内容と更新状況
8.世界のバイオマス情報
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1.講演会「森のエネルギーで地方に活力を」の開催
蔵前工業会主催のバイオマスセミナーを6月17日(水)17時から大岡山:蔵前工業会館「ロイアルブルーホール」にて開催します。固定価格買取り制度の算定委員を務められた和田武氏に「小規模未利用木質バイオマス発電〜里山資源を活かす地域活性化」について。
一般財団法人電力中央研究所の大高円氏に「バイオマス発電利用技術の開発〜炭化燃料化によるCO2排出量削減に向けて」の講演があります。
詳細は開催案内を参照下さい。http://www.kuramae-bioenergy.jp/k_info_b/?p=630
お申し込みは https://www.kuramae.ne.jp/kvs2_seminar_entry/
のフォームにてお願いします。

2.竹林プロジェクト
竹炭普及会の第2回会合が2月27日に千葉市内で行われて各グループに分かれて活動を推進することになりました。各グループごとのリーダーと参加人員は 水質浄化G(篠崎、2名)、樹勢回復G(小田島、3名)、野菜栽培G(福島、6)、竹炭販売G(鹿嶋、3)の4グループで連絡を取り合いなが進めることになりました。

4月18日長南町坂本の竹林にて第3回普及会が行われ改良した機械で竹炭を製造し、午後はタケノコ堀に汗を流しました。燃焼効率がアップし大幅な時間短縮になったことと鋼板の歪を低減する対策が見つかり大きな成果を上げました。

3.プロジェクト(P)の新設と廃止
4月の理事会にてプロジェクトの見直しが行われました。新設は林業研の下部組織タスクとして活動していた竹関連が活発になったことから「竹林P」として発足、竹炭の製造・普及に力を入れています。「バイオチクP」はバイオプラスチックやナノファイバーの開発に絡む新たな分野に進出しようと設置されました。Kシステム関連は「Kシステム開発P」として統合しました。
廃止は「ガス化炉の開発支援P」研究開発が完了したため。「藻培養支援P」は武藤会員が培養計画を中断したため。

4.「超高温水蒸気ガス化炉」開発終了
日本ファーネス社がNEDOからの委託事業として平成22年7月から行ってきた「超高温常圧水蒸気を用いたバイオマスの高効率ガス化技術によるコジェネシステム実用化開発」が平成25年8月に終了し、事業報告書が公表されました。実用化までにはいくつかの課題が残っており、更なる取り組みが必要であるがNFK社では経営判断として継続的な開発は一旦中止とし、市場の動向を見て商品投入計画を立てるつもり。
「高温水蒸気ガス化炉」についてはhttp://www.kuramae-bioenergy.jp/news/?p=268 を参照下さい。

5.熱エネルギー研究会の話題
バイオマスの熱の利用について調査・研究を進めています。主として効率の良い燃焼炉について世界中のデーターを収集。ヘンリー方式丸太薪ボイラーが四日市市の活水プラント(株)http://www.d5.dion.ne.jp/~kassuipl/にて4月から実証試験に入っています。丸太薪の乾燥度とボイラーの性能がどうでるか注目です。

バイオマスペレットとしてエリアンサスやスイートソルガムなどのペレット化の話題もあります。多毛作できる温暖な地は別として日本のような単作地でどう成り立つか検討が必要です。

長野県の飯綱高原でバイオマス原料の「いいづなお山の発電所」第1(2003年稼働1300kW)と第2(2014年稼働1500kW)発電所が稼働している。宮沢木材産業が中心になった森林利用組合で運営していること、燃焼灰は肥料に利用するなど小型発電所をユニークに稼働させていることに関心があります。http://www.alps.or.jp/chuokai/organ/200506/2.html

6.総会のご案内と新入会員加藤亨さんの紹介など
第10回 通常総会が5月19日(火)13:30より田町のCIC8階産学連携談話室にて開催されます。多くの会員の参加を期待しています。現在その準備作業として26年度の活動をまとめるのと新しい27年度の計画を作成中です。

新会員加藤さんはシステム会社の現役役員で情報システム戦略の立案など幅広い分野で活動されています。進藤会員の紹介で入会なされましたが当会の同様分野ででサポート頂けたらと期待しています。法人会員として(株)ファインテック社(社長 岡田素行)が入会しました。

**********7.ホームページの更新 **********

吉澤有介が次の本の要約を掲載しています

(1)「川はどうしてできるのか」 藤岡換太郎著 川はどのようにして生まれたか?起源をたどるとはるか昔プレートの衝突にまで戻るという。
http://www.kuramae-bioenergy.jp/k_column/?p=406

(2)「ヴェネツイアと水」ピエロ・ベヴイラックワ著
河川からの土砂流入の防止が国家の使命であったがイタリアに属した時から環境への配慮を忘れ海面上昇・地盤沈下の恐怖にさらされている。http://www.kuramae-bioenergy.jp/k_column/?p=407

(3)「縮小都市の挑戦」矢作 弘著
破綻した都市の復活についてデトロイトとトリノを例に
http://www.kuramae-bioenergy.jp/k_column/?p=405

(4)「エピゲノムと生命」 太田邦史著
DNAの配列が全く一緒なのに生物は環境によって異なる表現を持っている。一卵性双生児が違っているように。
http://www.kuramae-bioenergy.jp/k_column/?p=410

荒川英敏のロンドン便り

(5)英国の総選挙について
立候補するのに日本のようにお金がかからないので三バンを持っていなくても気楽に対処できるので優秀な議員が多く誕生している。
http://www.kuramae-bioenergy.jp/k_column/?p=410

(6)5月に届いた便りをまとめて掲載しています。王女の誕生や総選挙など。
http://www.kuramae-bioenergy.jp/k_column/?p=418

**********8.世界のバイオマス情報 **********

(1)バイオマス燃料動向 -木の成長を促進する方法
米国で、原料の木質部の形成と遺伝子の関係の解明が進められている。米国内大学の共同研究で、広葉樹のなかの特定の遺伝子を操作すると、木の成長が速くなり、樹径、樹高が対照に比べて12-50%大きくなったことが確認された。細胞壁からの糖の抽出も簡単なため、バイオ燃料の生産コストが低下することが期待される。

(2)藻の利用技術 -都市の廃棄物の活用
藍藻類と誤称されているシアノバクテリアは、藻ではなく細胞核のない原核生物のバクテリアである。窒素とリンが栄養源で、ときどき異常発生して被害をもたらす。ライス大学では都市廃水を栄養源として使い、オープンタンクをバイオリアクタとして使った場合に含油量の高い藻が得られた。

(3)化学産業のバイオマス利用
ドイツとオーストラリアの共同研究で、現在の石油化学がいま開発中のバイオ電気化学プロセスによって代替される可能性があることが発見された。化学産業を根底から変える画期的な技術になるかもしれない。
針葉樹は紙パルプの原料として古くから利用されているが、これに含まれるリグニンが加工を難しくしていた。米国エネルギー省と大学の合同のバイオエネルギー研究センターで、針葉樹の遺伝子操作によって使いやすいリグニンの生成に成功した。