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K-BETSたより

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2013/12/14 土曜日

蔵前バイオ通信 第26号 2013年12月05日

カテゴリー: メルマガ:蔵前バイオ通信   by k-bets 編集長 @ 22:00:53

  *******************目次 ***********************

1.技術情報検討会の話題
2.
バイオマスのエネルギー利用について

3.放置竹林・美浜町からの報告
4.「丸太燃料流通システムの構築」支援
5.バイオマスからのブタノールの生産について
6.雑誌「山林」に載った集材システムの開発
7.新会員高野さんの紹介

8.グーグル・ドライブを利用したファイルの共有化
9.ホームページの内容と更新状況

10.世界のバイオマス情報
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1.技術情報検討会の話題
秋のシーズンは講演会や展示会などたくさんの情報が発生します。これらを持ち寄って毎月1回会員同士の情報交換が行われています。最近の例。
(1)水素燃料の動向:水素燃料電池で走る車の販売、供給基地の建設、水素ステーションのネットワークなどが活発になっています。輸送や貯蔵に関する新技術の開発などを含めて動きが急です。
(2)微生物が発生するCOとカルシュームを反応させてコンクリートのひび割れを補修する新技術が愛媛大学で開発されています。
原発の廃水処理や廃棄物の保管など広範囲な技術分野で最新話題を追っています。
2.
バイオマスのエネルギー利用について
10月8日木質バイオマス利用支援体制構築専門委員である城子克夫さんにお話をして頂きました。バイオマスの基本的である「カスケード利用フロー」、「用語定義と統一化」「エネルギー変換・利用方式」などの内容につき解説されました。木質燃料の平均性状や燃焼ボイラーの比較など詳細なデーターをいただき有効に活用させていただきます。木質バイオマスは具体的な数値が欠乏しているものが多いがこの資料のように充実されていくことを望みたい。

3.放置竹林・美浜町からの報告
ネットで竹林問題を検索していた会員がすばらしい情報を入手、その発行元である美浜町の松林正之氏にコンタクトし、上京するチャンスを待ってミニ講演会を開催しました。竹炭の土壌の改善に及ぼす効果を具体的に栽培実験でデーターを得ているもので非常に参考になりました。各地で活動が始まっているので全国の活動が点でなく面の活動につながるようにしていくのがK-BETSの役割だと考えています。(11月5日)
放置竹林を生かす http://www.kuramae-bioenergy.jp/news/?p=863
NPO[竹もりの里]をはじめ竹林に関心を示す外部からの参加者5名を含めて16名の参加を得、盛大な会になりました。

4.「丸太燃料流通システムの構築」支援
林野庁支援の「都市近郊小規模森林の再生と地域活性化」のため標記タイトルの事業が25年度予算で計画されている。そのプロジェクトに千葉県の山武市と長柄町が協議会を作って千葉大学の支援の基参画することになっています。山林の伐採・搬出からボイラー燃焼に至る内容の事業で当会としてもNPO竹もりの里と組んで集材の面などで協力していく計画です。

5.バイオマスからブタノールの生産について
11月12日、発酵化学の専門家である農研機構食品総合研究所技術統括の長島實さんから標記テーマのミニ講演会がありました。世界中で航空機燃料にバイオマスを導入しようとして藻類はじめ様々なトライアルが行われていますが険しい道に入っているようです。大きいのは培養液の汚染問題とブタノールの場合は食糧との競合問題であります。稲わらからエタノールを作る新プロセスを農研で開発したというニュースが紹介されました。

6.雑誌「山林」に載った集材システムの開発
明治15年創刊の日本の山林に関する最も権威ある大日本山林会発行の「山林」11月号に「素人集団が挑む新たな林業技術の開発―チェーンを使った木材の牽引システム」のタイトルでKシステムの発想から実験、開発の内容を紹介しています。昨年から実施している各地での見学・体験会についても、これらを通して林業関係者との交流が強くなってきていることが分かります。各地から問い合わせが届いています。「山林」の発行元は〒107-0052港区赤坂1-9-13三会堂ビル7階 電話03-3587-2551です。

7.新会員高野さんの紹介
日立建機に勤務されていた高野悠敬(ゆたか)さんが会員になります。専門は溶接技術で生産技術を担当されました。知人の米谷さんによるとフットワーク良好で何事にも積極的に取り組む方だとのこと、活躍を期待します。

8.グーグル・ドライブを利用したファイルの共有化
容量の大きいファイルや動画など通常のEメールシステムでは制約を受けて会員間の情報交換ができない問題点がありました。情報委員会で検討の結果標記方法にてそれが可能になることが分かり具体的な運用ルールを作ることになりました。

**********.ホームページの更新 **********
(1)山はどうしてできるのか 藤岡換太郎  吉澤有介
 やや難しいが大陸移動説などから山ができるプロセスを説く
http://www.kuramae-bioenergy.jp/k_column/?p=317

(2)アフリカで誕生した人類が日本人になるまで 溝口優司  吉澤有介
http://www.kuramae-bioenergy.jp/k_column/?p=315

(3)竹の活用で未来を切り拓こう NPO竹もりの里と共催で千葉市の科学フェスタに参加してPRを実施した内容。

http://www.kuramae-bioenergy.jp/news/?p=858

(4)竹炭を使用したホウレンソウの栽培実験結果 篠崎正利
このテストでは大きな差がでたが原因は何が機能した結果なのか。
http://www.kuramae-bioenergy.jp/news/?p=852

(5)秋の山野草 岩田頼次郎

http://www.kuramae-bioenergy.jp/k_info_b/?p=395

http://www.kuramae-bioenergy.jp/k_info_b/?p=419(もみじ)

**********10.世界のバイオマス情報 **********

(1)微小藻類には石油に近い成分を作るものがある
バイオ燃料の原料となるトウモロコシなどと違い、藻類は食糧需要と競合しない上、面積当たりの生産量が陸上植物に比べ桁違いに多い。国土の狭い日本にとって利点が多い。藻の収率の改善とコストの低減が課題であり世界各国で開発が進められている。

(2)セルローズエタノールの製造には問題が多い
二つの大学、国立研究所、石油大手のBPの共同による先進科学技術の研究が着々と進んでいる。世界初のセルローズエタノール工場が北イタリアで稼働し操業を始めたがスムーズには進捗してない。セルローズバイオ燃料の利用拡大には政府の後援が不可欠なようである。

(3)バイオ燃料に対する批判論
赤道周辺で大規模な農地の収奪が進んでいる。元凶は食糧に使える土地を燃料用作物に変換する目的の投機筋の動きである。土地利用の変更に伴う社会問題・・・環境や温室効果ガス対策など。更に製造された油の燃料コストが実用レベルを上回っていることが問題である。
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takao04.jpg

高尾山にて
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