「トチノキとタイサンボクの花」2013年5月19日岩田 頼次郎

   初夏をいろどる樹木の花

5月も後半になりました。初夏を奏でる「ベニバナトチノキ」と「タイサンボクの花」をお伝えします。桜のように葉が出る前に花がぱっと咲くのもいいですがトチノキやタイサンボクのように緑の葉の間に花を咲かせるのもいいですね。

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写真は514日に神代植物園で撮影の「ベニバナトチノキ」です。トチノキは通常は白い花ですがここでは珍しくベニバナです。

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次の写真はベニバナトチノキの全貌です。トチノキは大木になります。これくらいでは小さい方ですがそれでも大きいですね。南アルプスの山麓の遠山郷の樹齢150年のトチノキは見事でした。
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通常、トチノキは白い花を咲かせます。下の写真は長野県の白骨温泉で撮影したものです。ここはトチノキの適地か、大木がたくさんありました。地元の方は「温泉の地熱で大きくなるのが早いのか」とか言っていました。温泉街がトチノキの花に囲まれているようです。

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    初夏にはトチノキに少し遅れてタイサンボクも咲き始めます。控えめで大好きな花の一つです。秋田乳頭温泉郷で撮影しました。6月も後半になりますが。さわやかです。 tochi6.jpg

他にも「夏つばきの白い花」「ヤマボウシの白い花」「センダンの紫の花」など初夏になると素敵な樹木の花が出現します。関東周辺ならどこでも見ることができます。(完)

 

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