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世界のバイオマス最新情報

Sano Report -世界のバイオマス情報-

2008/7/31 木曜日

水素自動車 2020年には200万台に

カテゴリー: SanoReport   by k-bets editor1 @ 8:42:21

”世界のバイオマス関連セレクション”水素自動車 2020年には200万台に
Hydrogen Vehicles Coming Soon? Two Million Could Be On Roads By 2020

Science Daily July 18, 2008

http://www.sciencedaily.com/releases/2008/07/080717101520.htm

米国学術研究会議 (National Research Council, NRC) は、自動車燃料を水素に転換すれば石油依存と二酸化炭素の排出を大幅に抑制できるが、ガソリン自動車市場に競合できる水素自動車を作ることは簡単ではないとする報告書をまとめた。報告書は、最近数年間で燃料電池と水素生成の技術は大きく前進したが、なお多くの問題が残されていることを指摘している。結論として、車のコストが高いこと、水素の製法の見通しがないこと、国内にくまなく供給できるようなインフラストラクチャがないことを指摘しているが、これらの障害は産業界の継続的な研究開発と、政府と業界の確固とした方針があれば克服できないものではないとしている。報告書は2020年の水素自動車の普及台数 (生産台数ではない) を200万台としている。2023年に、水素自動車の稼動年数に消費する水素燃料代を含めた燃料電池車の総コストは従来の車と同等になり、この段階で水素自動車が本格的な普及期に入る。2035年に6,000万台、2050年に2億台になると予想している。委員会の想定によれば、削減効果が高いのは、バイオ燃料、ガソリン車の効率改善、水素自動車の三つが、相互に競合するのではなく同時に並行的に前進した場合である。このポートフォリオ手法が、ガソリン使用の抑制と低カーボン燃料の使用を推進する政策と組合されれば、乗用車とトラックが排出する温室効果ガスは現状の20%まで削減することができ、2050年までには車燃料としての石油の需要をほぼ消滅できる可能性がある。

  

湿地帯を破壊から守るクイアバ宣言

カテゴリー: SanoReport   by k-bets editor1 @ 8:40:33

”世界のバイオマス関連セレクション”湿地帯を破壊から守るクイアバ宣言
Rising Energy, Food Prices Major Threats To Wetlands As Farmers Eye New Areas For Crops

ScienceDaily July 27, 2008/07/28

http://www.sciencedaily.com/releases/2008/07/080725094039.htm

原油高騰に端を発した厳しい食料不足、それにバイオ燃料と水力発電需要の増加に刺激されて、エネルギー作物農場の拡大とダム建設が急速に進み、貴重な世界の湿地帯の保存が危機にさらされている。このまま放置すれば、社会の安全、安定的な水の供給、生物の多様性、大規模な温室効果ガスの捕捉と貯留など、人間の暮らしに必要な一連のサービスを提供している生態系が破壊されるのは避けられない。この問題に関して、世界最大の熱帯湿地であり、ユネスコの世界遺産にも選ばれているブラジルのパンタナル自然保護区北辺のクイアバで、第8回湿地帯の保護に関する国際会議INTECOL (International Wetlands Conference) が開かれ、最終日の7月25日、世界各地から参集した700人の専門家がクイアバ宣言を採択した。

  

触媒反応による セルローズバイオ燃料の収率改善

カテゴリー: SanoReport   by k-bets editor1 @ 8:37:31

”世界のバイオマス関連セレクション”触媒反応による セルローズバイオ燃料の収率改善
Geosequestration: Turning Carbon Dioxide Into Rock To Offset Global Warming

MIT Tech Rev July 28, 2008

http://www.technologyreview.com/Energy/21134/

エネルギー省再生可能エネルギー研究所 (NREL) は、ダウケミカルが開発した触媒を利用した熱化学法によるセルローズ系エタノールの収率改善を、両者の共同実験として行うことを決めた。原料にはトウモロコシや木材の廃棄物を使い、ダウが開発した触媒を使ってバイオマスのガス化で生ずる水素と二酸化炭素が混合した合成ガスを、エタノールなどのアルコール混合物に変換する。共同実験契約では、両者は実験をパイロットスケールで行い、工業規模にスケールアップできるかどうかの実現可能性の評価を行うことになっている。

  

2008/7/29 火曜日

実用性高い 二酸化炭素の地中隔離方法

カテゴリー: SanoReport   by k-bets editor1 @ 17:10:14

”世界のバイオマス関連セレクション”実用性高い 二酸化炭素の地中隔離方法
Geosequestration: Turning Carbon Dioxide Into Rock To Offset Global Warming

ScienceDaily July 22, 2008

http://www.sciencedaily.com/releases/2008/07/080717210554.htm

クイーンズランド工業大学 (QUT) で、火星などの惑星にあるミネラルや大気の分析と同じ技術を利用した、二酸化炭素を地中隔離する方法の開発に挑んでいる。Ray Frost教授の説明によると、この地中隔離のコンセプトは、液化した二酸化炭素を地表近くのミネラル層に導入し、ここで液化二酸化炭素をミネラルと反応させ、安定した固体にすることである。Frost教授は地中隔離のためのモデル材料として、一連のマグネシウムを含んだ鉱物を選び、これらの二酸化炭素との反応性を調べ、これらミネラルの安定性と探知の方法を確立することを目指している。

  

牛糞を利用した発電

カテゴリー: SanoReport   by k-bets editor1 @ 17:04:43

”世界のバイオマス関連セレクション”牛糞を利用した発電
Cow Power Could Generate Electricity For Millions

ScienceDaily July 25, 2008

http://www.sciencedaily.com/releases/2008/07/080724064840.htm

家畜の糞尿を利用すれば、アメリカの電力需要の3%をこれで賄えるうえ、温室効果ガスの削減も期待できる。これまで家畜の糞尿は自然の分解に任されてきたため、亜酸化窒素とメタンが大気に放出されていた。IPCCによれば亜酸化窒素の温暖化効果は二酸化炭素の310倍、メタンは21倍も高い。堆肥を作るのに似たプロセスで糞尿を嫌気分解すると、糞尿はエネルギー密度の高いバイオガスになり、これを燃料に使って小型タービンを回し発電する。アメリカの数億頭の家畜の糞尿を利用すれば、約1千億kWhの電気を生産し、数百万の家庭やオフィスに電気を供給できる。報告書を作成したのはUniversity of Texas at AustinのMichael E. Webber、Amanda D Cuellar両氏である。

  

2008/7/28 月曜日

アル・ゴアの 『不都合な計画』

カテゴリー: SanoReport   by k-bets editor1 @ 9:36:29

”世界のバイオマス関連セレクション”アル・ゴアの 『不都合な計画』Al Gore’s Inconvenient Plan
MIT Technology Review July 18, 2008

http://www.technologyreview.com/blog/editors/22098/

アル・ゴアは昨日の演説で、アメリカは10年以内に二酸化炭素を排出しない再生可能なエネルギーを使って、すべての電力をつくらなければならないという構想を語った。具体的な細目は語らなかったが、風力、太陽、地熱の利用を念頭においていたようである。原子力の利用についても触れなかった。可能性はどうかといえば、難しそうである。アメリカの2006年の発電量は40億kWhである。最終的に風力、太陽、地熱などでこれをすべて賄うということのようだが、今は1%強を占めているに過ぎない。それを100倍にするということはソーラーパネル、風力タービン、蒸気タービンを作ればよいということではなく、新しい送電システムも必要である。太陽発電では夜間の蓄電、風力発電では天候による発電の平準化も対策しなければならない。アメリカは再生可能なエネルギーに転換しなければならないという、ゴアの主張は正しい。しかも転換の歩みは気が遠くなるほど遅い。しかしバイオ燃料と食料品価格の問題で見たように、新しいエネルギー源のスケールアップには、予想しなかった結果を伴うものだ。計画には格別の慎重さが大切である。大規模な再生可能電力への転換には、達成困難な目標だけを決めた空疎なレトリックより、現実的な計画が必要である。

  

アル・ゴアのクリーン電力構想

カテゴリー: SanoReport   by k-bets editor1 @ 9:31:13

”世界のバイオマス関連セレクション”アル・ゴアのクリーン電力構想Appealing to Bloggers’ Influence, Gore Asks for Help in Promoting Energy Challenge
New York Times, July 20, 2008

http://www.nytimes.com/2008/07/20/us/politics/20netroot.html?_r=1&th&emc=th&oref=slogin

ナンシー・ペ゚ロシ下院議長がゲストとして招かれた、17日から3日間オースティンで開かれたNetroots Nationというブロッガーの集まりで、ゴアは、10年以内にすべての発電を再生可能で二酸化炭素を排出しない、クリーンな方法に切り替えるという構想を繰り返し表明した。そしてブロッガーたちには、民主主義を取り戻すための草の根の最前線に言うという気概を持って、この考えを支持することを強く要請した。地球温暖化に関してゴアはまず、300万年前からのアメリカ本土の面積ほどの極氷冠が、75~80%の確率で5年以内に消滅する問題を取り上げた。次にエネルギーへの挑戦に移ると、ふたたびスタンディング・オベーションを誘った。この問題で1千万人規模の「軍団」を作る構想を語り、wecansolveit.org を見るよう要請した。

  

2008/7/25 金曜日

二酸化炭素を排出しない水素燃料の製造法

カテゴリー: SanoReport   by k-bets editor1 @ 9:08:49

”世界のバイオマス関連セレクション”二酸化炭素を排出しない水素燃料の製造法
Researchers Generate Hydrogen Without The Carbon Footprint

ScienceDaily July 18, 2008

http://www.sciencedaily.com/releases/2008/07/080715092602.htm

ペンシルベニア州立大学の研究陣は、水、太陽エネルギー、太陽の全スペクトルを使えるナノチューブダイオードを利用して、低コストの水素燃料製造法に一歩近づいた。同大電気工学のCraig A. Grimes教授によると、きわめて効率が高い水素製造法は数多く開発されているが、ほとんどはコストが高い。同大が開発している製法は、低コストを目標にしたものである。開発中の製法は、光電気化学ダイオード中の2種類のナノチューブを使って、太陽エネルギーから水素を生成する方法である。Nano Letters誌7月号に掲載された報告によると、太陽の入射光を使って photocorrosion-stableダイオードが光変換効率0.30%で、1cm平方あたり約0.25mAの電流を生ずるとある。Grimesは、水を光分解して水素を生成するには、ナノチューブが最適の構造のようだと考えている。

  

2008/7/22 火曜日

太陽活動と気候変動

カテゴリー: SanoReport   by k-bets editor1 @ 8:40:04

”世界のバイオマス関連セレクション”太陽活動と気候変動
Sun Could Cause 15% To 20% Of Effects Of Climate Change, Researcher Says

ScienceDaily July 18, 2008

http://www.sciencedaily.com/releases/2008/07/080717224333.htm

地球温暖化は主として人間活動による温室効果ガスの排出によるものであるが、カナリア諸島天文学研究所 (IAC、世界で最も権威ある天文学研究所) のManuel Vázquezによれば、原因の15~20%は太陽の活動によるものである可能性がある。マドリッドのComplutense大学主催のEl Escorial サマーコースで開かれた太陽と気候変動会議で講演した。よく知られているのは11年周期で変動する太陽の黒点で、そのほかにももっと長い周期で変動するものがあるということである。また産業活動が始まる以前の1万年前の氷河期のあとに、太陽の磁気エネルギーが地球の気候変動を支配したことがあることを付け加えた。よく知られているのは11年周期で変動する太陽の黒点で、そのほかにももっと長い周期で変動するものがあるということである。また産業活動が始まる以前の1万年前の氷河期のあとに、太陽の磁気エネルギーが地球の気候変動を支配したことがあることを付け加えた。地球の気候変動に与える太陽の役割は決して小さいものではないが、Vázquezが指摘するのは、太陽活動はこの40年間ほとんど変わっておらず、コンスタントもしくは若干弱まっていることである。したがって気候変動を太陽活動のせいにすることは難しく、最近の温暖化については人間活動によるのではないかよく調べることが必要である。

  

熱帯雨林管理による気候変動の緩和

カテゴリー: SanoReport   by k-bets editor1 @ 8:34:19

”世界のバイオマス関連セレクション”熱帯雨林管理による気候変動の緩和
Mitigating Climate Change By Improving Forest Management In The Tropics

ScienceDaily July 17, 2008

http://www.sciencedaily.com/releases/2008/07/080714202508.htm

マレーシアとブラジルで、従来どおりの方法と進歩した森林管理の成果を長期にわたって比較した結果では、従来どおりの伐採作業を続けていたのに比べて、進歩した管理を導入した場合には二酸化炭素の排出が約30%減った。切り出しの規模と頻度、木材と林産品生産のための森林面積、推定二酸化炭素減少量などのデータを使って、筆者らは進歩した森林管理を世界規模で実施すれば、年間0.16ギガトンの二酸化炭素排出を減らすことができると推定した。植物学者のFrancis Putzらによると、管理の改善によって森林の二酸化炭素貯留を増やすことがインセンティブとして考えるようになれば、広域の熱帯雨林の持続可能性にとって大きな前進となる。個人、企業、地域住民、行政による二酸化炭素の隔離量の測定、モニター、補償など多くの課題が残っているが、2009年のコペンハーゲン合意では熱帯雨林の劣化に伴う温室効果ガスの排出を減らすことを、高い優先順位で議論することが必要である。